エレキでもたまに使うんですけど、弦の交換の時とかいちいちシールドで繋がないでいいので、重宝します。
もともと使っていたクリップチューナーは先生から数年前に貰ったものです。
これ。
これメーカー名、なんて読むんだろ。チャラブ?のWST-523って機種のようです。
確か先生も「800円位で安売りしていたからたくさん買った、だから一個あげる」って感じで貰ったと思うんですが、その破格の安さとは裏腹に、全然壊れもせず、使う分に全くストレスも感じないスグレモノです。
思えば、クリップチューナーを使ったのはこの機種が初めてで、このチューナーを使う前はクリップチューナーってなんとなく手が出なくて、「あんなんでちゃんとチューニングできるのかなぁ?」とあんまり信用してませんでした。
ところが使ってみて「こんな便利なもの、なんで今まで(試しもせずに先入観で)使ってこなかったんだ」と、後悔したことをよく覚えています。
こんな感じのクリップ&関節。
すごいシンプルです。
このシンプルさが、数年の間俺に連れ回され、落としてしまったりライブ中に外し忘れてすっ飛んで行ってしまってもちっとも壊れない頑強さを生み出しているんでしょう。
反応も後述のモーリスに比べると圧倒的に良いです。
ただ、稀にAを鳴らしていて、針はあっているんですが、表示される音名が違っているという少しおっちょこちょいなところがあります。
でもその点については、コンパクトタイプの今使っているKORG DT-10でも稀に起こるので、ストレスになるような欠点とは言えませんね。
でもって、冒頭で書いたように、アコギを最近は家で練習するのに「もう一個欲しい」となるわけです。
チャラブは頑丈だし、スタジオとか外に持っていく用にするとして、家で使う用に。
結構面倒なんですよね。ギターケースに入れてあって、それをいちいち出して使って、またスタジオの時にケースに入れるのって。忘れちゃう時もあるし。
で、確か1ヶ月くらい前だと思うんですが、通販で新しいクリップチューナーを買ってみました。
これ。モーリスのCT-3です。
これの何に期待して買ったのかっていうと、安さ(1,000円ちょっと)とメトロノーム(簡易的なもの)が付いてるってところです。
こんな感じのクリップ&関節部。
これもチャラブと同じように、シンプルな感じですけど、動かした感じの「重さ」はモーリスの方がしっかりとした感じがします。
ただ、このチューナー。
反応が悪いです。
たまたま自分の買った個体がハズレだったのか、1~4弦あたりはまぁなんとなく使えるくらいの反応(それでもヤキモキする)なんですが、5弦・6弦は相当強く弾いてもなかなか反応せず、しかも表示もすぐ消えてしまって全然チューニングがはかどりません。
「メトロノームがついていて、チューニングもできるなんて練習にはもってこいだ!」と購入ボタンをポチった時はウキウキしていたんですが、その期待は脆くも崩れ去ってしまいました。
アコギのほかに、ジャズベ・ストラト・テレキャス・レスポールと色々使ってみましたが、テレキャスは他に比べて気持ち反応しやすい気がしましたが、あとはどっこいどっこい。
買ったショップのレビューでは自分と同じような評価をしている人は極少数で、大多数の評価は概ね良好なものでした。
クリップの付け方も色々工夫したけどやっぱり良くない。
ん~。やっぱりハズレを引いたのかな。
「返品交換」も一瞬頭をよぎりましたが、1,000円くらいの買い物でそこまで騒ぐことでもないし、返品の配送だのなんだのってのもコレまた面倒なので、ちょっとお蔵入りチューナーになりそうです。
でもこのチューナーで勉強になったのが「クリップチューナーは安かろうが高かろうが、機構はきっと同じだから、安くてもそれなりに使えるはず。」っていう概念を取り去ってくれたことですね。
楽器の相性云々もあるってことなんでしょうか。
(とはいえ、ギター・ベースに使えるって書いてあってこんなんじゃ製品としてどうかと思うけど。)
そんなわけで、このチューナーの傷心からなかなか抜けられずにチャラブを引き続き使っていたわけですが、昨日奮起して新たなチューナー探しの旅に出てきました。
(といっても、近所のS村楽器に行っただけ)
そこで店員さんに色々聞いた上で買ったのがこれ。
KORG の Sledgehammer PRO(SH-PRO)です。
Sledgehammerて…多分その見た目からきた名前と思いますが、「でっかい金槌」ってことですね。
S村楽器で 4,000円(税別)。高い…。
S村楽器の店員さんおすすめはS村オリジナルのシンプルなクリップチューナー(2,500円位)だったんですが、今まで安いクリップチューナーを2種類使ってきて、それぞれの良さで言えば1勝1敗。
こうなったら高いクリップチューナーも試してみようじゃないのってことで、このチョイスです。
PROじゃない普通のSledgehammerもあって、そっちのほうが少し安いです。
でも液晶の見た目がPROじゃないほうはカラー表示で、なんか小さい画面がガチャガチャしてて見づらそうな気がして、PROはシンプルにメーターが出るだけなので青色LEDはちょっと好きじゃないんですけど、PROにしました。
こんな感じのクリップ&関節部。
関節が今までのチャラブやモーリスに比べて複雑です。
その分、S村楽器の店員さん曰く「壊れることも多い」のだとか。
確かに、構造的にヘッド側はボール関節だったりするので、使っているうちに首がすわらなくなったり、ライブ中に吹っ飛んだりすれば高確率でオシャカな感じがしますね。
でもあくまで家用だし、アコギ振り回してチューナーが吹き飛ぶなんて考えられないので、その辺りのアクシデントについては考慮しなくてもいいかなと。
(もちろん、使っていくうちに関節がゆるくなる症状は懸念するとこですけど)
で、さっそく使ってみると、反応めちゃくちゃいいです。
針の追従性も良くて、すごいチューニングしやすいです。
電源などのスイッチもチャラブの原始的なスイッチでもなく、モーリスみたいなよくある「長押し電源オン」みたいなのでもない、ツマミをカチッと回すだけ。
この辺りの操作性もいい感じです。
モード切り替えとか、フラットの付け方とかまだ取説を読んでないのでわからないことも有りますが、チューニングするだけならば取説を読む必要なんて皆無だと思います。
(まぁ、そこは大体のクリップチューナーはそうだと思いますけど)
(まぁ、そこは大体のクリップチューナーはそうだと思いますけど)
一つだけ気になったのが、音名の表示が大文字だったり、小文字だったり。
確か、Dは小文字の「d」で、Bが小文字の「b」。
これは慣れだと思いますが、今までのチューナーでは全部大文字だったので、少し違和感がありました。(液晶の都合なんでしょう。)
で、手元に3つもクリップチューナーがあったらやってみたくなります。
全部つけてみました。
写真は6弦を鳴らしてみたところです。
チャラブとKORGは問題なく反応しています。音のズレもほぼ同じ。
モーリスはウンともスンとも反応してません。
次は5弦。
これもチャラブとKORGは問題なし。
若干チャラブはずれている表示になってますが、写真とったタイミングもあるかもしれません。
モーリスは…。 またも反応せず。
4弦。
やっとモーリスが反応しました。
結果は3機種ともにピッタリという判定。
前述のKORGのDの小文字表記はこんな感じ。
3弦。
2弦。
1弦。
と、いった感じで、それぞれの弦で比べてみましたが、まぁ違いといえばモーリスの反応の鈍さくらいなもので、音のズレの表示などもあまりそれぞれ大幅な違いは感じなかったです。
KORGに関しては高精度をウリにもしていて、「±0.1の誤差範囲」って書いてありますが、そこを気にするほどギターって楽器を優等生にしたいとも思わないので、機能や性能に関してはチャラブで全く問題ないってこともわかりました。
って、今このチャラブを楽天で検索してみたら、今買うと4,000円くらいするんですね。。。KORGに負けない高級品じゃないの。
先生は本当に800円位で買ったのだろうか…。
こんな高級品を貰ってしまっていたことを今更知って、なんだか申し訳ない気持ちになりました…。
新しく新調したKORG(家用)と併せて、チャラブにもまだまだ現役で頑張ってもらいましょうね。
モーリスは…。
非常時用かな。
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