ど素人が(プロの力を借りて)自分でやってみる【Laney GH100L-アンプヘッドの真空管交換編】

注)このエントリを見て「こいつにできるなら俺にもできるだろ」と思ってやってみて感電したりアンプが爆発炎上したり再起不能に陥っても当然ながら知ったこっちゃありません。やる場合には自己責任でやってください。

お金と時間に余裕がある人はプロに頼みましょう。俺も本当はそうしたいです。



さて、前回のエントリから数日経ちましたが、さっそく真空管がとある店(以後V社)から届きました。

使ったお店については、調べればすぐわかります。

来たのがこれです。




TUNG-SOLというメーカー(ブランド?よく知りません。)の真空管です。お勧めされたのは高いグレード(そのグレードの基準は俺はよくわかりません)でしたが、予算の都合上、少し安いグレードにしました。(それでも予算ギリギリ。)

簡単なもんで、前についていたSVETLANAの真空管を根こそぎ引っこ抜いて、それと簡単な書面をV社に送り付けると、営業日であれば、到着即日に注文した真空管を発送してくれます。

今回は12月11日に旧真空管を発送して、13日に新しい真空管が届きました(早い‼)

いや~便利なもんだ。

送られてきた新旧真空管と一緒に書面が入っていて、そこには旧真空管の測定値が書いてあった。

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  1. 6L6GC SVETLANA C-Logo →プレート電流 18.3mA
  2. 6L6GC SVETLANA C-Logo →プレート電流 17.3mA
  3. 6L6GC SVETLANA C-Logo →プレート電流 32.1mA
  4. 6L6GC SVETLANA C-Logo →プレート電流 19.0mA
【コメント】今回は、測定結果に基づいて20mAで調整しました。

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と。

とりあえず、3番目の旧真空管は他に比べてプレート電流が高かったってことか。(3だけとびぬけてズレてる)

そんでもって、旧真空管の割とばらけている電流から、間を取って20mAの真空管をチョイスしてくれたということでしょう。

プレート電流だの、理系な話はちーとも分かりません。ちんぷんかんぷんです。それがずれているとか、均一であることでどんなメリットデメリットがあるのかいまいち理解できてません。


とりあえず、新しい真空管を付ける前に、アンプの中身をエアダスターだの、接点復活剤で申し訳程度のリフレッシュしました(その時の写真はありません。 筐体からヘッド部をバッコリはずして、上記の掃除などをするだけです。玄関先で真空管だのトランスだのむき出しの得体のしれない機械をいじくっていたので、ご近所さんから白い目で見られていたことでしょう)。

ざっと見た感じで、パーツのぐらつきやはんだ割れはなさそうでした。


そのあと、届いていたプリ管(Electro Harmonix)とパワー管(TUNG-SOL)にとっかえます。

前についていたプリ管はもうあーでもないこーでもないととっかえひっかえしていたので、メーカー(ブランド?)は滅茶苦茶でした。

SOVTEC1本、JJ2本、TRONAL 1本(これもまた得体のしれない感じの管)がついていました。

これをぜんぶ一気にElectro Harmonix(中身はSOVTECだとネットに書いてました)に変えます。これもV社から調達しました(マッチドクアッドとよばれるセット)。


交換作業・・・・・・・・ただ交換するだけです。(ファミコンカセット差し替えるくらい簡単です)

ただ、引っこ抜くときの力加減(結構きつく入っていて、細かく揺らしながら抜く)を間違うと、真空管が筐体に激しくヒットしてオシャカになる可能性があるのと、真空管にはピンの並びってやつがあって、間違えたら大変です。

というか、真空管のスロット(っていうのかな?)は、ご親切に間違いようのない配置になっていたり、パワー管に関しては中心にあるガイドみたいな支柱のでっぱりに合わせればいいだけです。

そもそも、間違った向きだとちゃんと入りません。(悟空やベジータみたいに力加減の分からない人じゃない限りは)

ピンが穴にハマってないのに無理やり押し込む(そんな短気な人だったり超怪力な人はそうそう居ないと思いますが)と高価な真空管が一瞬でただのダメになった蛍光灯同様の不燃ごみになります。
それくらい簡単にピンは曲がっちゃいます。曲がってももとの状態に曲げなおせば使えたりもするけど。

(はいそうです。その昔、ピンを曲げたことあります。この場合は怪力とかの理由ではなく、ただせっかちだっただけ。)

幸い、その時は曲げなおしてしのぎました。(無事音は鳴りました)

※パワー管はピンも太く頑丈そうなので相当急いでるとか短気でないかぎり問題ないと思います。


SVETLANA の6L6 GC と TUNG-SOL 6L6GC STR を変えていると、あることに気付く。



あれ。大きさが違う。
(語弊があるかもしれないので追記:「大きさ」は真空管のガラスの「球」の部分で、差し込みなどの機構は規格が合ってるので問題ありません。)

ゲッターと呼ばれる銀の部分もSVETLANAは上部(ほとんどの真空管は頭に塗ってありますよね)だけど、TUNG-SOLは側面に塗ってあります。この大きさの違いって何だろう…。


装着はすぐ終わりました。


そんでもって、さっそく今日のスタジオでも鳴らしてきました。

G&L ASAT で鳴らしたとき、かなりいい感じになりました。今まですっぽり抜けていたローミッドが出て(復活?)びりびりとうるさかった高域が少し落ち着いて音がかなり聞きやすくなった気がします。

平手打ちのようなバリーンとした音は残ったままで、つぶれた感じがかなり軽減されてくっきりした。
でもドライブして暴れまわって感じよりも、前に比べて少し優等生な感じ。


ただ、レスポールとの相性が微妙な感じに聞こえました。

なんか引っ込むというか、のっぺりした音で弾いていて気持ちと音があってない感じがしました。


「ブーンブーン」という変なノイズはかなり減ったけど、ひずませた時のピーピーいうノイズはまだあって、これはもはやギターやエフェクト類の所為だと思います。

シールドもなんだかんだくたびれてきてるし、こういうメンテナンスはやりだすと止まらないですね。



という感じで。もう少し弾いてみて新しい感想があればまた独断と偏見をもって書き連ねたいと思います。


では。

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