2011年6月1日水曜日

豪快!まっはたたき!

うちの会社は総武線の高架沿いにある。

ちょうど高架のふもと、もというちの会社のビルのふもとに、毎日座っているホームレスのおじさんがいる。(ここ1年くらい前からだろうか)

普通のホームレスならこの区域では珍しいものでもないので、何も気にならないが、このおじさんは俺の知る他のホームレスとはちょっと違う。
グッタリ寝そべっているわけでもなく、缶やダンボールを拾い集めているわけでもない。
(そもそも缶やダンボールを拾い集めるのは夜なのか?)

確かに身なりは真っ黒。ボーボーに伸びきった白髪混じりの髪の毛・ヒゲ。
だが、小奇麗な銀縁メガネをかけ、毎日ペンを片手に難しそうなノート、ファイル、書類に何かを書き込んでいる。
びっしり何かが書かれている。遠目で見ると難しい公式のようなものもありそうだ。
余り近くに寄るのもなんなので、ノートの内容は見れないが。
( 補足:極偶にスポーツ新聞を読んでいることもある )

それも朝から夕方まで。
夕方になると知らないうちにどこかへ消えてしまう。

最近機嫌が悪いのか、エンジン音のうるさい車や、話し声のうるさい通行人が通ると、
「※◎?%■▲~~!アホっ!バカっ!シネっ!(「アホ・バカ・シネ」しか聞き取れない)」とデカイ声で暴言を吐いては警察に囲まれている。


あんまり毎日見るもんで、

「きっとこの人は昔有名な研究者で日本を、世界を変える発明の研究を日夜していたが、周りに比べてあまりにも異端だった為に学会を追い出され、それからはここで地道な研究をしているのか」

とか

「実はすごいお金持ちの社長だが、社会的底辺(と言っていいものかわからないが)の暮らしを体験するため、日中はホームレスに扮して、路上で会社の仕事をして、夕方過ぎ(定時)になるとハイヤーが迎えに来るのか」

とか勝手な想像をふくらませている。

このおじさんにもいろんな事情があったのだろうし、他人の人生を勝手に想像するのは失礼かもしれないが、そういったオーラ(?)というか、他のホームレスとは風格の違いを感じるのだ。



と、こんな話。

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