2012年5月30日水曜日

ど素人が自分でやってみる【コンボアンプのスピーカー交換編】

というわけで、いつものことながらその時の気分でいろんな事やってしまうわけですが、今回はVC50のスピーカー交換をしてみました。

※長文です。これを見て得する人は極々一部の人だけだと思います。
※これを見て「こいつに出来るくらいなら自分にも出来んだろ」とやってみて失敗しても、感電死しても当然のことながら一切知りません。
※「その時の気分で」とか「勘で」とか言ってますが、俺も失敗はなるべくしたくないので下調べはある程度しています。「勘」や「気分」を真に受けて下調べ無しにやると高確率で失敗するか痛い目にあうか最悪死ぬこともあるようです。そうなっても一切知りません。

※お金と時間に余裕がある人は絶対にプロに頼みましょう。(俺も本当はそうしたいです。)

※ヘッド部に触れずに交換できる機種では感電するリスクは少ないかもしれないですが。それでもプロにやってもらうのがやっぱり安心です。


元々VC50に付いているスピーカーはHH premier Vintage 60 というネットで調べてもなかなか素性の分からないスピーカーで、音質的には結構ハイがきつくカリカリした音。これもこれで良いんですがね。
※使っているギターの影響も大いにあると思いますが。その辺は個人で感じ方の違うところですね。


これが元々付いていたスピーカー。
ユニオンジャックがはためいております。
決して悪いスピーカーじゃないと思います。
交換したスピーカーに飽きたらまたもとに戻すかも。
型番から察するにたぶん60W?





で、どのスピーカーにするかって話なんですが、
「スピーカーも結局どれつければいいのかなんてやってみなきゃわかんないでしょ」。

ってことで家にある素性不明なADAのキャビからスピーカーを拝借することにしました。
「きっと12インチでしょ。きっと16Ωでしょ。」という勘で外しました。


これ。
おなじみセレッションのスピーカーでした。が、、、。
G12S-50って、、、また調べてもあんま素性が分からない。。。
いつ頃製造されたのかも不明。
わかるのは12インチであること、16Ωであること。
刻印から、英国製であること。




でも型番から察するにおそらく50Wのスピーカー(Ω一緒)なので、今のスピーカーから交換しても飛ぶことはないだろうということで作業続行です。

結構楽ちんな作業かと思ったんですが、意外にスピーカーを固定してるナットが外れなくて困ったり、ナットが全部外れたと思ったらヘッド部を外さないとスピーカーも取り出せない&取り付けられないという状態で、意を決してヘッド部をバッコリしてみました。


なかなか見る機会がないと思います。
VC50のヘッド部(裏)








なかなか見る機会がないと思います。
これがオモテ。(なのか?)
俺が思っていたよりも意外にシンプルな印象でした。
(何がどうなってんのかわかりませんが)






スピーカーを交換するという目的も忘れて、ひとしきりヘッド内部に見とれていましたが、作業を再開。

元々のスピーカーからはんだづけされたケーブルを外し、交換するスピーカーへはんだづけ。
ケーブルのついたスピーカーをキャビネットに取り付けてからヘッド部も取り付け。


こんなんなりました。
見た目がちょっと地味になりました。








で、早速音だしチェックして問題なく両方鳴っていたので、そのまんま先日のレコーディングでも使ってきました。(笑) でかい音を鳴らすのはレコーディング当日、直前のスタジオが初めてでした。
(そこで音がおかしかったらどうすんだって思いますが。)

鳴らしてみた感触としては、ハイは少し落ち着いて、ローが結構出るようになった気がします。
でもアンプの後ろに立つとハイもギンギン聞こえます(笑)
レコーディングは一発録りだったので、アンプをドラムと反対方向(壁)に向けてやっていたので、演奏してる時はアンプと背中合わせ。
ハイばっかり聞こえてやってられませんでした。(笑)

オープンバックって低音が前から鳴る音と後ろからなる音で相殺されてちっちゃく聞こえるって何かで見た気がするので、エフェクターボードのフタで簡易的にフタをしてみました。(普段はエフェクターボードのフタはアンプスタンドになってます。)
そうすると背中合わせでも結構きつく聞こえたハイは落ち着いて(気のせいかも)ローミッドあたりが強く押し出されるような感触になりました。
フタがあると無いとでここまで違うとは。それだけでも勉強になりました。(笑)

ただ簡易的なフタをしてもクリーンのキラキラ感もクランチのカリカリした感じも顕在で、しばらくはこの状態で使ってみようかと思いました。

ん~。壁にアンプをベタ付けできるところならまだしも、そうでないところではこういう工夫も必要かも。
がっちり密閉してしまうと熱がやばそうなのでネット部分以外にカポッとはめる程度の木の板を自作して試してみようかな。


スタジオなどで色々試しつつ試行錯誤の日々は続きます。


今回の作業で「スピーカーって意外と重い」ってことが分かりました。

2012年5月29日火曜日

なにか見つけた?

さて昨日、ウルエはレコーディングを敢行して参りました。
5月のプリプロから当日のスタジオ練習ギリギリまでどっぷり漬け込んだ新曲、「エイエイオー!」をレコーディングしました。

この曲の原型ができたのは随分と前で、何ヶ月も何ヶ月も「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤を繰り返し、一度はお蔵入りを心配されるほど難産でした。

そんなこの曲が、プリプロではエンジニアの緒方さん、スタジオブギーの福田さんや井川さん、パークダイナーの岡野さんはじめスタッフの皆さん、レコーディングエンジニアとして同じくパークダイナーのナオヤ氏、そして突然の話にも関わらずサポートギターを引き受けてくれて今回も沢山の協力をしてくれた愛ちゃん、あと突然スタジオブギーに差し入れを持って応援に駆けつけてくれた広見ちゃん(笑)。

この曲の作り始めから見守り、温めてくれていた桃ちゃん、バトンタッチされてこの曲を新たなステージへ持って行ってくれたヒラちゃん(ぷーさん)。

本当にたくさんの力が注がれて出来た曲です。


7月14日に発売される、つくばParkdiner Produce 「Made In My Hand Vol.2」に収録されます。


PARKDINER Produce 「Made In My Hand Vol.2」
2012年7月14日発売 1,000yen

■参加アーティスト
a man left behind / come up empty / CROSSOUT / FRAILBRAVE / Fixed Sound Tracker / GOUDA RECITAL / HELLDUMP / HIKARU / ILL WILL / jam today / LEDほたる / Mary days story / Pink-HOUSE / SAKU / Shit Society / S.I.B.S / Spirytus / SUNSTROKE / THE BLENDER / THE HARVEST / Thee One Dozen Egg / The みのほどしらず / the moff / TRASH PUMPKIN GATE / under DOG / Unstatus quo / ウルエ / 想-sow- / ニジイロ/波動式哲学

2枚組!30アーティストがギュっと詰まっております。

それに伴い、レコ発イベントは3days!
発売日の7月14日、15日、16日とこのアルバムに参加したアーティストがどしどし出演します!(笑)

ウルエは最終日の16日に出演します。
3日間通して楽しんでしまえばいいと思います(笑)。



7/14(sat)&15(sun)&16(mon)
V.A Made In My Hand 2 Release Party!!

7/14(sat) 
act : come up empty / CROSSOUT / FRAILBRAVE / HELLDUMP / Pink-HOUSE / Spirytus / THE HARVEST / The みのほどしらず / TRASH PUMPKIN GATE / Unstatus quo
7/15(sun) 
act : a man left behind / jam today / Mary days story / S.I.B.S / SAKU / SUNSTROKE / THE BLENDER / under DOG / ニジイロ / 波動式哲学
7/16(mon) 
act : Fixed Sound Tracker / GOUDA RECITAL / HIKARU / ILL WILL / LEDほたる / Shit Society / the moff / Thee One Dozen Egg / ウルエ / 想-sow-

open/start 15:30/16:00 前売り/当日 \1,500/\2,000(ドリンク代別)


是非にと!

2012年5月23日水曜日

満タンの膀胱と空っぽのポリタンク

そういえばつい先日、非常に広範囲で断水がありましたね。
有害物質(ホルムアルデヒド)が基準値を超えて検出されたとか。
まだ出所は不明だとか。

うちもしっかり断水しました。

断水してトイレが中途半端に流れたのをきっかけに危機感が募りまして、ホームセンターにポリタンクを求めて行ったものの時すでに遅く、漬け物バケツしかなく、水が出ているという印西へ向けて車を走らせていると我孫子らへんで小さなガス器具屋さんの店内に積み上がったポリタンクを見つけ、急いでひとつ購入。

そのとき俺の尿意も限界でしたので、帰り際手賀沼公園の駐車場(トイレ)に。

トイレを済ませて駐車場を出ようとしたところ横目に飛び込んできたのは数台並んだ給水車とそこに列をなす人々。
急いで車をまたもとの場所に止めて、買ったばかりのポリタンクをもって列に並ぶこと30分くらいでようやく水をゲットしましたとさ。

こんなドタバタを繰り広げて入手した水ではありましたが、結局その日の夜はスタジオ。妻はジム。ということで流れかけのトイレにトドメを刺す時少し使ったくらいで、23時に水道が復旧してしまえばポリタンクに詰まった大量の水は出番を無くし、翌日惜しまれることも無く洗濯に使われて一発終了という、「あぁ、水のありがたみと無いときの危機感を感じるのはこうして手に入らないときだけなのだな」と。
「結局すぐこの危機感など失われてしまうのだろう」と。

ぼんやり考えてしまいましたとさ。

2012年5月21日月曜日

きたぞ超魔術

ご無沙汰でございます。

金環日食は見れましたか?
我が家では「日食観察メガネ」の余りの高価さに入手をためらい、結局入手せず、雲がかった金環日食の影と残像を拝みました。

そういうところの出費は本当に慎重になってしまいますね。
まぁ、残像でも見れたので良かったです。


ウルエは去る5月11日~12日まで、新曲のプリプロということで群馬県は高崎(藤岡?)の宿泊施設もあるスタジオ、スタジオブギーにおじゃまして参りました。

2日合わせて計20時間というほぼカンヅメ状態で当初「結構余裕あるんじゃない?」と思っていましたが、ふたを開けてみればパツパツのスケジュールとなりました。
とは言え、エンジニアをして下さった緒方さんはじめ、沢山の協力のもと2日間で本当にたくさんのアレンジやフレーズが生まれ、とても充実した2日間でした。
美味しいお惣菜(激安)も沢山味わいましたしね。

なんといっても、今回のようなレコーディング環境で皆で音を録りながらあーでもないこーでもないといいながら楽曲を作り上げていったり、作品の形を決めていく作業というのは、個人的に憧れていたところもあって、長く音楽を続けてきてやっと体験できたので密やかに感動してました。

ミックスも緒方さんが限られた時間の中でできる限りやって下さり、録った終えた音がどんどんハイクオリティになる過程を聞いていてさらに感動してしまいました。

というか、めちゃくちゃ居心地いいんですよ、スタジオブギー
1週間くらい篭ってあーだこーだと制作に勤しんでみたいものです。

この2日間で生まれたアイデアや課題をしっかりと巻きとって本番のRECも納得のいくものにしたいと思います。



で、VC50のその後ですが、幾度のプリ管交換&試奏を経て少しずつではありますが、思い描いた音に近づきつつあります。(秋葉原のディープゾーンへ感じていた抵抗が少し薄らいだ気がします。)
ギターのセッティングも並行して調整しつつ、もっと納得のいく音になるように日々試行錯誤であります。

2012年5月9日水曜日

動機と動悸

ついにオーバーホールからLaney VC50(通称タートルアンプ)が帰って来ました。

毎度ありがとうございます、シブヤ楽器さんのブログにも掲載して頂きました。
http://shibuyagakkiten.blog126.fc2.com/blog-entry-79.html

あー。マスキングテープとか剥がしてから預ければよかったなぁ。。。

でもシブヤ楽器さんのアンプ修理事例で2つ載ってるLaneyは両方共俺のLaneyです。
ムフフ。。。どうでもいいことかもしれないけど。


実は先月30日に取りに行ったのですが。。。

なんだかんだで実際にでかい音鳴らしたのは今日が初めてで、その変貌たるやいかがなものかと期待に胸をふくらませておりました。

今回の修理(オーバーホール)は

  • パワー管交換(SOVTEK 5881 → Groove Tubes 6L6S)
  • スピーカーケーブル交換(おそらくオリジナル → BELDEN 9497)
  • POT交換
  • 半田修正
  • キャスター交換
  • その他クリーニング・ガリ取り
が主だったようです。そう聞いています。


で、今日はじめてでかい音を鳴らした感じは、、、。

「あれ?ちょっとおとなしく(歪みにくく)なって少し高域きつくなった?」

って感じでした。
(でも、シブヤ楽器のスタッフの人も、「エージングはしましたが、使い始めてしばらくは固い感じがするかもしれないです」といってました。)

確かに音の元気さっていえば、前と比べ物にならないほど艶っぽく、ニュアンスを思いのまま出してくれる。

でも「暴れ」っていう意味だと、ちょっと物足りないかも。

今日は追加キャビも使わなかったし、ASATでしか試していないので、この段階で全て評価する事もできないですが。

ちょっとヘッド(Laney GH100L)に耳が慣れすぎているせいか、物足りなく感じました。

もちろんこのアンプが持つ粘りっぽい感じとか、バリーンって感じとか言うまでもなく健在だけど、もっといける気がするんだよなぁ。(奏者の問題もあるだろうけど)


まぁ、でも此処から先の音色だったり、いろんな改善や求める音への探求はプリ管の交換やスピーカーの交換など、まだまだ。

今後も音探しは続きます。あくまでこのアンプで。



さて、今日はウルエの新曲のプリプロ前最後のスタジオでございました。

皆さんおなじみ、あのスペシャルなギタリストも参加してくれます。

その新曲は今年7月14日に発売するつくばPARKDINER Presents Made In My Hand Vol.2に収録されます。


つくばPARKDINERを愛するバンド総勢30バンドの想いが詰まった一枚になることでしょう。

そのアルバムに力を思いっきりぶつけます。


頑張ります。



コイルの断線

先日(といっても3か月経ちましたが)、入手したASAT(新しいほう)について。 音が非常に元気です。PUを交換した先住のASATよりも。 ただ、、、、 凄いハウるしノイズが大盛。 それほど大きい音を出さない(歪も控えめの)状態だと全然気になりません。 ...